よくある質問
アップグレード
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旧バージョンとのデータの互換性はありますか?
DBPublisher 1.0/1.5/2.0/Classic/Xで設計したドキュメントを設定情報を維持した状態で開くことができます。 QuarkXPress 3.3/4.1/6.5で作成された当社のサンプルデータの多くはそのまま自動組版が可能でした。 QuarkXPressの卓越した互換性と相まって、MacOS Xへのスムーズな移行を支援します。
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アップグレードのメリットは何ですか?
ユニコード(UTF-8またはUTF-16)でデータ交換することにより、ユニコードに割り当てられた豊富な字形を利用してテキストを組版することができます。 作字や外字フォントへのコード変換の手間を大幅に削減できます。Intel Macでネイティブ動作に対応し、Mac OS Xでの作業環境が向上しています。 DBPublisher 2.0からは、割り付け組版、テキスト変換機能、縦組中の文字回転の自動処理などが追加されています。 DBPublisher 1.5からは、オブジェクト機能、フィールドパレットなどが追加されています。
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QuarkXPress 3.3/4.1/6.5 で使用できますか?
QuarkXPress 3.3/4.1/6.5で動作可能な旧バージョンが含まれています。
※旧バージョンの提供は都合により予告なく中止となることもございますので必要な場合は必ず事前にご確認ください
テンプレート関連
DBPublisherシリーズでは、1レコードを組版する対象となるテキストボックスや画像ボックスおよびそれらをグループ化したものをテンプレートと呼んでいます。 他のシステムでは小組やカセットなどと呼ばれることがあります。
テンプレートに挿入されたデータソースのフィールドのひな形は、組版の際にデータに置き換わります。
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1つのテキストボックスに複数のデータベースフィールドを入れることができますか?
はい。テキストボックスに複数のフィールドのひな形(フィールドテンプレート)を入れておくことができます。 フィールドのひな形に対して予め文字属性をやスタイルを適用しておくことが可能で、組版時には実データに置き換わります。
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XPressタグを使用できますか?
はい。XPressタグを使用して、特殊文字を埋め込んだり、1フィールドの途中で文字属性を変更したり、ルビを振ることができます。
データベース双方向リンク機能が働いている場合には、テキストや表に加えた修正をXPressタグとしてデータソース側へ書き戻すことができるので、テキスト属性を含めた編集結果を維持することができます。
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商品よってテキストの量がまちまちなのですが大丈夫でしょうか?
テキストボックスがオーバーフローした場合や特定のフィールドが指定行数以内に収まらなかった場合に、水平比率やフォントサイズやかな詰めなどを調整して、 あふれた文字を制限内に納めることができます。タブの範囲に文字を納める処理も用意されています。
また、文字がオーバーフローでなくなるまでテキストボックスを拡げたり、オーバーフローする寸前までボックスを縮めることもできます。
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商品よってデータの有無がまちまちなのですがが大丈夫でしょうか?
組版後に空のボックスや空行などを削除することができます。 また、データが有る場合にのみフィールドの前後に文字を出力することができます(例えば価格データがある場合にのみ後ろに「円」をつける場合など)。 画像ボックスやフィールドテンプレートを多数用意しておき、データが入らなかったらボックスや空行を削除するというテクニックがよく使われます。
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アンカーボックスに対応していますか?
はい。アンカーボックスへの組版が可能です。
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グループ化しても大丈夫ですか?
はい。むしろ、レコードとテンプレートとを1対1に関係づけるために、テンプレートをグループ化する必要があります。多重にグループ化されていても大丈夫です。
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組版時にボックスの色を変えられますか?
はい。画像ボックスやテキストボックスのボックス属性フィールドを使用して組版時にボックスのカラーを変更することができます。
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テーブルに対応していますか?
QuarkXPressのテーブルをテンプレートに含めることができます。空行や空列の削除やセル内のコンテンツに応じて列幅や行高を拡げることが可能です。
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異体字を使用できますか?
はい。UTF-8またはUTF-16形式のデータソースを使用すれば、UNICODEの割り当てられた文字の組版と書き戻しが可能です。
自動組版関連
DBPublisherシリーズの自動組版では、マスターページを適用しテンプレートを自動的に配置しながら、データソースの最初のレコードから順番に組版を行います。
特定のフィールドのデータが変化した時点で、見出しと呼ばれる別のテンプレートを挿入したり、改段や改ページすることが可能です。 データの変化を検出してアクションを起こす処理のことを総称してブレイク処理と呼んでいます。
組版領域と呼ばれるテンプレートを配置する領域を組版領域ツールで1ページ内に複数作成することが可能で、それぞれについて組版の方向やブレイク処理などを設定することができます。
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複数のテンプレートを使い分けることができますか?
はい。テンプレートの名前を格納したフィールドによって各レコード毎に使用するテンプレートを指定することができます。
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複数のマスターページを使い分けることができますか?
はい。予め設定しておくこともできますし、マスターページ名を格納したフィールドによってマスターページを指定することができます。
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複数の見出しを挿入できますか?
はい。例えば、都道府県の見出しの次に市区町村の見出しを出力することが可能です。見出しの数に特に制限はありません。
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見出しが段の最後にならないようにできますか?
はい。指定により、段の最後の見出しを次の段に送ることができます。
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商品カテゴリー毎に柱の位置を変えたいのですが?
特定のフィールドのデータが変化した時点で柱を縦または横に移動させることができます。 1ページに複数の商品カテゴリーが入る場合に、複数の柱を配置するように指定することも可能です。 あるいは一つの柱に複数の商品カテゴリーを入れることも可能です。ボックス属性フィールドを利用して カテゴリー毎に柱のカラーを変えることもできます。
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セクションを設定できますか?
はい。最初のページにセクションを設定することができます。 特定のフィールドのデータが変わった時点で改ページを行い新しいセクションを開始させることもできます。 この場合には、特定のフィールドのデータをセクションマーカーやセクションプレフィックスに設定することができます。
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見開きの状態で自動組版を開始することができますか?
はい、できます。
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見開きの左右ページに渡って1つのテンプレートを配置できますか?
はい、できます。
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1レコードを2ページに渡って流し込むことができますか?
連結されたテキストボックスに複数のレコードを組版する機能があります。 この機能を利用すると、1レコードを2ページに渡って配置することができます。
データソース関連
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どのようなデータソースに対応していますか?
カンマ区切りやタブ区切りなどのテキストファイルを読み込みます。1行目にフィールド名を挿入するか、別途フィールド名のみを定義したファイルが必要です。 Shift-JIS, UTF-8, UTF-16のエンコーディングに対応しています。
DBPublisher自体はデータベース機能はなく、読み込んだテキストファイルをドキュメントに埋め込んだり独自に管理する機能はありません。
QuarkXPressがグラフィックファイルのリンク情報を保持するのと同じようにDBPublisherはテキストファイルのリンク情報を保持するので、 ドキュメントとテキストファイルを常にペアで管理する必要があります。
データベース双方向機能が働いているときは、ドキュメント保存時にテキストファイルを上書きします。
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グラフィックや画像はどうすればいいのですか?
データベース側では画像やグラフィックのファイル名またはフルパスを管理してください。ファイル名は重複のないようにしてください。
DBPublisherはファイル名またはフルパスを元にファイルシステムから画像やグラフィックを検索し、画像ボックスに配置します。
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フィールド数やレコード数に制限はありますか?
特に制限はありません。当社では2,000フィールド、100,000レコードまでの読み込みを確認しています。
レコード数が多い場合には、ドキュメントサイズが大きくなりすぎないようにドキュントを分割保存しながら自動組版を実行する必要があります。
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フィールド名に制限はありますか?
フィールド名に重複があってはなりません。
フィールド名として使用する文字については制御文字でもない限り特に制限はありません。
データベース双方向リンク機能関連
レコードを一意に識別できる重複のないデータを持つフィールドを主キーとして設定すると、データベース双方向リンク機能が自動的に働くようになります。
各フィールド毎に、リンク無し、書き戻し専用、ドキュメント更新専用、双方向リンクの4種類の属性を設定することができます。
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組版後の編集でかな詰めをしたのですが詰めの情報を書き戻せますか?
はい。XPressタグとして書き戻すことができます。 テキストボックスに挿入するフィールドテンプレートにはデータフィールド、タグ付きフィールドの2つのフィールドを割り当てることができます。 データフィールドには生データが戻ります。タグ付きフィールドにはXPressタグが戻ります。
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組版後の編集で画像ファイルを差し替えたのですが?
差し替えた画像ファイルのファイル名を書き戻すことができます。フルパスを書き戻すことも可能です。
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画像に前回と同じトリミングを適用したいのですが?
画像ボックスのボックス属性フィールドにトリミング情報を書き戻すことができます。 次回の自動組版の際にはボックス属性フィールドの情報が適用されるのでトリミングの状態を再現させることができます。
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組版の結果テンプレートがどのページに配置されたか知りたいのですが?
特殊フィールドのページフィールドにテンプレートが配置されたページを書き戻すことができます。セクションにも対応しています。 自動組版後にテンプレートを他のページに移動した場合や、後からセクションを変更した場合にもページが書き戻ります。
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ドキュメント上で空のフィールドにデータを入力できますか?
はい。ドキュメント上ではマーカーでフィールドの範囲を確認することができます。 データが空の場合はフィールドの範囲を確認しにくいのですが、DBPublisherのフィールドパレットを利用するとフィールド名を確認しながらテキストの入力を行うことができます。
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QuarkXPress上でレコードおよびフィールドの追加や削除ができますか?
いいえ。QuarkXPress内ではレコードの追加や削除を行うことはできません。
レコードおよびフィールドの追加や削除はデータソース側で行ってください。
制作途中でのフィールドの追加に備えて予め空のフィールドをテンプレートに挿入しておくことによりフィールドの追加にも対応できます。
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グループを解除しても大丈夫ですか?
グループが解除されたテンプレートでは双方向リンク機能が働かなくなります。
製品構成関連
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一人で自動組版を始めるにはどの製品が必要ですか?
プロフェッショナル版をお求めください。この製品でテンプレートの設計から自動組版の運用まで全て可能です。
- 数人で制作を分担する場合はどの製品が必要ですか?
自動組版ドキュメントの設計に携わる方の人数分のプロフェッショナル版と、設計済みのドキュメントで制作に携わる方の人数分のランタイム版の導入をご検討ください。
InDesign用のDBPublisherとの違い
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InDesign用のDBPublisherと同じことができますか?
ユーザーインターフェイスやドキュメント設計に対する考え方はInDesign用の製品とほぼ同じです。 しかし、ホストアプリケーションの機能の相違により提供できる機能は異なり、ドキュメントやデータの互換性はありません。相互に類似する機能がある場合であっても細部の仕様や動作が異なることがあります。
ご購入
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実際に試してみたいのですが?
機能制限のある試用版をダウンロードすることができます。
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どこで購入できますか?
株式会社リンクスから直接お求めください。
※QuarkXPress用の製品はInDesign用の製品とは機能が異なり、ドキュメントやデータの互換性はありません。相互に類似する機能がある場合であっても細部の仕様や動作が異なることがあります。