製品ラインナップ
DBPublisher/i には、機能別にプロフェッショナル版、ランタイム版、クリエイティブ版、ディベロッパー版の4種類の製品ラインナップで構成されます。
DBPublisher/i の各製品で作成したドキュメントは相互に互換性があり、プロフェッショナル版で設計したドキュメントをサーバー版で運用したり、プロフェッショナル版やディベロッパー版で自動生成したドキュメントをランタイム版やクリエイティブ版で編集することが可能です。
プロフェッショナル版
自動組版設計を含むデータベース出版に必要な全ての機能を備えています。
ランタイム版
プロフェッショナル版で自動組版設計を終えたドキュメントの自動組版実行や、自動組版後のドキュメントの編集を行うための製品です。組版領域や自動組版に関する設定にはプロフェッショナル版が必要となりますのでランタイム版のみでの自動組版の運用はできません。
クリエイティブ版
データソースを利用した1商品ごとにデザイン作業(対話組版)を支援するための製品です。この製品単体でテンプレートの設計から対話組版までを行うことができます。データソースとドキュメント間の双方向リンクを維持できるので、プロフェッショナル版などで自動生成したドキュメントの編集にも利用できます。自動組版機能はありません。
ディベロッパー版
InDesign Server での自動組版の無人運転を可能とします。監視フォルダ機能やスクリプト機能により、プロフェッショナル版で構築した自動組版の仕組みをベースにサーバー環境での運用に段階的に移行できるので、InDesign Serverを利用したシステムを構築する際の負担を大幅に軽減できます。
CPUのコア数に応じた複数の自動組版処理の同時並行処理が可能です。
製品比較
プロフェッショナル版、ランタイム版、クリエイティブ版、ディベロッパー版の主な機能の違いは次のとおりです。機能 | プロフェッショナル | ランタイム | クリエイティブ | ディベロッパー |
---|---|---|---|---|
テンプレート設計 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
対話組版 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
自動組版設計 | ◯ | × | × | ◯ |
自動組版実行 | ◯ | ◯ | × | ◯ |
データベース双方向 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
無人運転 | × | × | × | ◯ |
※初回導入時にはプロフェッショナル版またはディベロッパー版が必要です。
※InDesign用の製品はQuarkXPress用の製品とは機能が異なり、ドキュメントやデータの互換性はありません。相互に類似する機能がある場合であっても細部の仕様や動作が異なることがあります。
有償オプション
XMLデータソースオプション
XMLデータソースオプションを導入すると、XMLファイルをデータソースとして利用できます。
ODBCデータソース オプション
ODBCデータソースオプションを導入すると、ODBC(Open Database Connectivity)ドライバを経由してInDesignからデータベースに接続しデータの読み込みと書き戻しができます。
FileMaker Server、Microsoft Access、MySQLへの接続の確認がとれています。他のデータベースへの接続状況についてはお問い合わせください。
バーコード オプション
バーコードオプションを導入すると、QRコードやJANコードなどのバーコードを埋込みEPSとしてグラフィックフレーム内に組版できます。13桁のJANコードや携帯サイトへのURLなどを格納したフィールドをグラフィックフレームに割り当てるだけの手軽さです。外部ファイルを生成しないのでファイル管理の煩わしさから解放されます。また、InDesignのオブジェクトを生成することもないので、ドキュメントが重くなることもありません。
QRコード、JANコード、Code 39、Code 128、GS1-128、NW-7、UPC-A、UPC-E、カスタマバーコード(日本郵便)を生成できます。
※OCR-Bフォントは含まれておりません。必要に応じて別途ご用意ください。
全自動オプション
全自動オプションを導入すると、1ドキュメントずつ繰り返し開始させていた自動組版処理を1回の操作でまとめて実行することができます。
監視フォルダ機能によりファイルを監視フォルダへコピーするだけで自動組版やPDF生成を実行できます。JavaScript, AppleScript, VBScriptで自動組版処理を開始させたり、自動組版の前後や各テンプレートごとの組版の前後などのタイミングでスクリプトファイルを実行することができます。