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DBPublisher/iバージョン2.0の新機能

InDesign CS5対応のほか数々の新機能を携え、更に使いやすくなりました。

InDesign CS5対応

単一製品でInDesign CS3/CS4/CS5およびMac/Winに対応します。

レイヤー関連の機能

マルチレイヤー・テンプレート機能

複数のレイヤーに渡って重ねて配置された複数のオブジェクトを1つのテンプレートとして扱うことができます。レイヤー構造を持ったテンプレートを設計し、設計時のレイヤー構造を維持した状態で自動組版や対話組版が可能です。この機能はオン/オフの切り替え可能です。

オブジェクトのレイヤー移動機能

グループ化されたテンプレートを構成する任意のオブジェクトを、組版時に指定のレイヤーに移動させることができます。移動先のレイヤーは各オブジェクト毎に指定可能です。レイヤーがない場合には作成します。

他レイヤーに移動したオブジェクトはグループから外れますが、上述のマルチレイヤー・テンプレート機能により、組版後も一つのテンプレートとしてデータやテンプレートの差し替えを行うことができます。

組版後のドキュメントの編集作業でオブジェクトを他のレイヤーへ移動した場合であっても、データベース双方向リンク機能で移動先のレイヤー名を書き戻せるので、次回以降の組版で再現可能です。

自動複製機能の強化

バージョン1.5で搭載された、データ項目数に応じて組版時にフレームやテキストを自動複製する機能が強化されました。

一つのテンプレートに複数レコードを組版

掲載番号などのフィールドで複数のレコードをグループ化することにより、1つのテンプレート内でレコード数に応じて自動複製機能を利用することが可能になりました。

カラーやサイズのバリエーションのある複数の商品をまとめて掲載する場合や、同一価格の商品をまとめて掲載する場合でも、1レコード1商品のデータのままで組版できます。

Autoduprecgrp

表での行挿入や列分割に対応

データ項目数に応じて、行の挿入、行の分割、セルの横分割、列の挿入、列の分割、セルの縦分割などができます。

Autoduptable

自動複製フレームのレイヤー移動機能

自動複製時にフレームを他のレイヤーに自動移動することが可能です。移動先のレイヤーはフィールド名に応じて自動的に決定され必要に応じて作成されます。

多店舗チラシなどで店舗ごとに価格が異なる場合に、価格のみ店舗ごとに別レイヤーに価格を配置させるようなことが可能です。

電子出版関連の機能

ハイパーリンクとブックマークを駆使した青空文庫目録サンプルで書き出したPDFファイルをご欄ください。約1万点にも及ぶ青空文庫の作品にハイパーリンクとブックマークを自動で埋め込みました

ブックマーク作成機能

組版時に、ブックマークを自動的に作成することができます。自動組版の見出しや改ページ機能と併用することにより、階層化されたブックマークを作成できます。

URLへのハイパーリンク作成機能

組版時に、テキスト、テキストフレームまたはグラフィックフレームにURLへのハイパーリンクを自動的に作成することができます。申込番号をクリックしてウェブの注文画面へナビゲートすることができます。

共有のハイパーリンク先へのハイパーリンク作成機能

共有のハイパーリンク先を利用して、目次や索引などからカタログ本文の商品へのハイパーリンクを作成できます。

ページ参照作成機能

InDesignの索引用のページ参照を自動的に作成することができます。振り仮名はデータソースのフィールドで指定します。

ブック作成機能

ハイパーリンクやブックマークのリンクを維持して複数のドキュメントから電子出版向けのフォーマットへ書き出すには、ブックから1度にまとめて書き出す必要があります。

指定ページ数またはセクション毎に分割されたドキュメントで構成されるブックを1回の自動組版で作成することができます。

データソース関連の機能

XMLファイル対応(有償別オプション)

XMLデータソースオプションを導入すると、XMLファイルをデータソースとして利用できます。

XMLツリーの任意のノードのテキストと属性をDBPublisher/iのフィールドにマッピングすることができるので、区切りテキストのデータソースの場合と同じような要領で設定と組版を行うとが可能です。テンプレートも共通です。XSLは必要ありません。

マッピングの設定はユーザーが自由に定義することができますが、XMLファイルをを解析して変換設定を自動生成させる機能を備えているので、ワンクリックでこれらの面倒な設定を済ませることも可能です。CSVファイルを扱うような手軽さでXMLファイルでの自動組版に取り組めます。

この画期的な仕様の詳細は試用版でご確認ください。

その他の機能

組版テキストパネル

組版後のテキスト編集作業を支援するパネルです。

テキストフレーム内のカーソル位置のテキストデータとフィールド名が表示されるので、編集中のテキストのフィールド名とデータを確認しながら組版後のドキュメントを編集できます。 双方向リンクによる書き戻しが可能なフィールドでは、パネルでテキストを編集することができます。

空のフィールドにテキストを挿入する際や、フィールドの境界付近のテキストを編集する際など、ドキュメント上ではフィールドを区別しにくい場合に大変便利です。

Mergedtextpanel

存在しないグラフィックファイルへのリンクの作成

組版時にグラフィックファイルが見つからなかった場合であってもグラフィックリンクを作成します。配置されなかったグラフィックファイルをInDesignのリンクパネルで確認できる他、出力やパッケージの際には警告が表示されるので、確認作業に要する労力を軽減できます。

スタイルフィールドでのオーバーライド指定機能

従来のフレームへのオブジェクトスタイル適用機能に加えて、オーバーライドを適用する機能が搭載されました。次ののような構文で塗りのスォッチと濃淡を変更できます。カラー値を持つ名前のスォッチが存在しない場合は新規に作成します。

fillcolor='C=100 M=0 Y=0 K=0' filltint='50%'

ルビ作成機能

フィールド全体に対してルビを振ることができます。振り仮名はデータソースのフィールドで指定します。振り仮名をスペースで区切っておけばモノルビも作成できます。

フィールドの一部にのみルビを振る場合はテキスト変換機能で対応できます。青空文庫形式でルビを振る場合の設定例が含まれています。